【ホロライブ】「ころねすきー」(戌神ころねリスナー) 誕生の瞬間 (2019年10月20日)

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「ころねすきー」とは?

ころねすきーとは、ホロライブゲーマーズ所属の戌神ころねのファンを指す公式の呼称(ファンネーム)であり、名前の由来はシンプルに「ころね」+「好き」から来ており、「ころねが好きな人=ころねすきー」という意味合いです​。

同時に、ころねすきーはファンがマスコット化したコミカルなキャラクターとしての姿もあります。

この個性的なファンネーム・キャラクターである「ころねすきー」はどのように誕生し、どんな発展を遂げてきたのでしょうか? 以下、誕生から現在までの軌跡を辿ってみましょう。

ファンネーム「ころねすきー」の誕生

2019/04/13の初配信では、放送タグやファンアートタグを紹介するとともに、ファンネーム「#ころねすきー」も紹介されました。

このときは特に深い設定はなく、ころさんいわく「”なんとか すきー”って良いなと思って」と、語感で決められたようです。

※ただし、のちにNHK教育テレビ「みいつけた!」の登場キャラクター「オフロスキー」が好きだから、という背景も明かされました。

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リスナー → ゴマ → ゴマキング

2019/04/16の配信「【#塩パン】シオン先生に教わる初めてのマイクラ【ホロライブ/新人Vtuber】」では、まだ配信2回目で慣れていないころさんがコメントを画面に移す設定に四苦八苦しました。

そして、コメントを小さくしたときに「(コメントが)ゴマみたいになっちゃった」と言ったことが、コメント欄つまりリスナーをゴマと呼んだ始まりだと思われます。

ちなみにこの配信は初心者のころさんがマイクラ世界の様々なことに新鮮な驚きを見せる面白い配信ですのでぜひ見てみてください!

2019/04/20に引き続き行われた3回目の配信「【#塩パン】シオン先生に教わる2回目のマイクラ【ホロライブ/新人Vtuber】」では、明示的に「BGMほしい?ゴマぁ?」とリスナーをゴマ呼びしています。

さらに、設定で画面の明るさを上げることを忘れていたことに気づき「ゴマキング怒ってないかな~?」と、リスナーをゴマキングと呼び始めました。

2019年:配信中に誕生した衝撃のマスコット

寿司ゲーム配信での思いつき

「ころねすきー」に姿が与えられたのは、2019年10月20日に行われた配信「【SushiTime!】今日はみんなですしざんまい!」での出来事でした​。

この日は回転寿司を題材にしたゲームをプレイしており、終盤でころさんはとっさの思いつきからお絵かきソフトを起動。

なんと即興で丸い顔のイラストを描き上げ、その顔にゲーム内で失敗して出来てしまった「ゴミ寿司」(作り損ねたお寿司)をどんどん食べさせ始めたのです​。

これでみんなが、ころねが間違えて作ったゴミを食べる役になってくれる

描かれた顔は髪の毛のないシンプルな人の頭部で、常に口が大きく開いたままというインパクト抜群のものでした。ゲーム画面右側にその顔が配置され、流れてくる失敗寿司をぱくぱくと飲み込む様子に、視聴者は驚きつつ大笑い。​

このとき、ころさんはそのキャラクターに「ゴマキング」という名前を付けています。​

これを「ゴミキング」の誤字だという説もありますが、おそらく前述の「コメント欄=リスナー → ゴマ → ゴマキング」の流れを受けたものかと思われます。

「これ、みんなだよ!」ころねすきーの姿が決定

寿司ゲームの終了後、ころさんは先程描いた顔についてさらなる衝撃発言をします。​

なんと「これからこれ、みんなにするね!」「アイコンにしていいよ!」と告げ、つまりこれが自分のファンの姿だと宣言し、スクショタイムを始めてしまうのです。

さらに、「じゃあね~、しいたけの裏側たち~」といってエンディングにも登場させます。

この瞬間から、ころさんのファン=ころねすきー達には「白くてハゲ頭で口だけ開いている不気味かわいいキャラ」というアイコンが与えられたのです。

2020~2021年:定着と飛躍、ホロライブ内外で存在感を発揮

配信内での定着

あの寿司ゲーム配信以降、「ころねすきー」はころさんの配信内の名物キャラとしてちょくちょく登場するようになります。

例えば雑談やゲームの合間に「リスナーさん」として画面に現れたり、配信のエンディングで何かしらひどい目(?)に遭わされるオチに使われたりと、その扱いは愛情…というより若干雑?? ですが、ころさんなりの愛を感じます。

​たとえば、エンディングで自分のリスナーの顔に汚れ雑巾を投げつけたりもしています​。

他媒体への“出演”

ころねすきーは配信の枠を超え、様々な場面にカメオ出演を果たします。

特筆すべきは人気ホラーゲームシリーズ「つぐのひ」の公式ころさんコラボバージョン「邪神ころね」が公開され、2021/10/31には本人がプレイする配信が行われました。ストーリー中でで明らかになった「ころねすきーの笑顔の真実」は衝撃を与えました。

また、2022年に配信者界隈で話題となったファンメイドゲーム「ホロキュア(Holocure)」や、セガのゲーム『ソニックフロンティア』の特別コラボDLCに登場しました。​

2022年: ころねすきーデザイン変更!?新デザイン総選挙で揺らぐ!?

実は、そんな「ころねすきー」に転機(?)が訪れたのが2022年の終わりです。ころさんはこの年、「ころねすきー」のビジュアルを刷新するかもしれないと示唆する“新ころねすきーデザイン総選挙”なる企画を打ち出しました​

実は数ヶ月前からファンに向けて新デザイン案の募集を行っており、どんな案が来ているのか?新しいデザインに生まれ変わるのか、そのままなのか?と興味津々に煽りつつ、満を持して12月30日の配信で結果発表イベントを開催したのです​

配信「【発表会】新ころねすきーデザイン総選挙の会場はコチラ」では、事前に寄せられた多数のころねすきー新デザイン案が紹介されました。クオリティの高いものや、ネタに全振りしたようなものまで様々で、例えば可愛らしい犬のマスコット風にリメイクした案、ころさんの大好きなパンをモチーフにした案、なぜかやたらとリアルな騎士(ナイト)の鎧姿になった案、はたまた謎の軟体生物っぽいデザインなど、バラエティ豊かな候補が出そろいました​

しかし最終的には校長先生の案ということで、元のデザイン続投という形で落ち着きました。

グッズ展開とファンの盛り上がり

配信発のネタキャラとはいえ、公式も「おやおや?お金の匂いがしますよ」と嗅ぎつけたのでしょうう。ころねすきーのグッズ展開もしっかり行われています。

たとえば活動二周年記念グッズとして「いつでもいっしょ!ホソイヌ&ころねすきーぬいぐるみキーホルダー」が発売されたり、パペットぬいぐるみ(手にはめて遊べる人形)の衣装ポケットからころねすきーが顔を出すデザインが採用されたり​、イベント限定グッズのステッカーになったりと、地味に公式グッズ化されています。

ただし、2025年にころさんの配信で「気持ち悪いといえば…」との流れで紹介されたのが公式グッズ「Lovely Okaburi Mascot Series」vol.2の”ころねすきー おかぶりパーカー“です。

配信ではずっと「気持ち悪い」「ころねは止めたんだけどね」と笑っていましたが、最後には「自分の姿を誇って生きようね」と締めていました。​

2025年:現在のころねすきー – 愛すべきマスコット

「ころねすきー」誕生から約5年。ころさんとファンが歩んできた歴史の中で、少しずつエピソードを重ねてきました。

また、2024/10/25の配信「【Liar’s Bar】視聴者と命を懸けたギャンブルや!!!!!」ではころさん自身が「ころねすきーをこの形にしてよかった」と発言しました。というのも

「運営が『さすがにミオファは可哀想なんですけど、ころねすきーなら殴れるので』と言った。」

他のホロメンのリスナーさんってやっぱ結構造形が可愛いから、ころねすきーだけなんだよ、好き勝手いじってもええやろみたいな立ち位置のキャラクターって

という理由で、使いやすいからだそうです。

ころねすきーは日本国内に留まらず海外ファンからも愛されています。英語圏では「Koronesukiや」「Listener-san(リスナーさん)」の名で親しまれ、切り抜き動画などでもしばしば話題に上ります。​

おわりに

ころさんのオリジナルキャラクター「ころねすきー」はユーモア溢れるマスコットです。誕生の瞬間は笑いに満ち、成長の過程も波乱万丈(?)。一見ただのシュールな落書きに過ぎなかったこのキャラが、今やホロライブファンなら誰もが知る存在となりました。

5年以上経った今でも、新規のファンは「何この生き物…!?」と度肝を抜かれる——そんな最強に記憶に残るファンマスコットとして、これからも「ころねすきー」はホロライブ界隈を盛り上げてくれるに違いありません。​

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